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人工システム科学専攻(Artificial Systems Science)・・・機械工学,電気電子工学,メディカルシステム工学の 領域を統合した新しい専門領域

専攻概要

教育理念

機械工学,電気電子工学,メディカルシステム工学の領域の異なる学術専門性を活かすとともに,近年の著しい学術・技術の進歩により創成された,それら領域を統合した新しい専門領域の現状を踏まえ,幅広くかつ高度な教育・研究を以下の3コースにより行います。

人工システム科学専攻 コース案内

機械系コース

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機械系コースに関しては,1.材料・強度・変形,2.加工・要素,3.システム・制御・生体工学,4.環境・熱流体エネルギー,の4つの教育研究領域から構成されています。「研究すべき問題を自ら設定でき,解を見出す能力を養う」ことを教育目標としています。「研究すべき問題」を正しく設定するためには関連する分野の広い知識と深い洞察力が必要となります。同時に,「その研究を進めるにあたってどのような事象が障壁となるか」,「その障壁はどのような方法論で乗り越えられるか」,「障壁を越えることでどのような効果を社会にもたらすか」などを予測できる能力も要求されます。これらの素養が全て備わって初めて「正しい問題設定」が可能となります。これらの能力を養成することを目標として,独立した研究者,高度職業人としてのスペシャリストを社会に送り出すことを目指しています。

社会的ニーズ

“ものづくり”のための機械工学の専門技術を活かして,自動車,鉄道などの輸送機器,情報機器,電気・ガス・化学プラントなどの設備,精密機械,医療機器,さらに公的研究機関,公務員など,高度専門技術者として広範囲な活躍が期待されています。

教育プログラムの特徴

機械工学の基盤となる基礎知識と専門領域の学問を修得し,幅広くかつ最終的に大学院博士後期課程までの系統的な教育を視野に入れて,以下の4つの教育・研究領域が用意されています。

  1. 機械を構成する部材のための材料・強度・変形
  2. 生産技術,トライボロジー理論,さらにはマイクロ加工システム・要素
  3. 輸送機器,生産システムなどのシステム制御,生物・生体の特性や機構を模倣した機器設計
  4. 最小エネルギーによる最大効率のための環境・熱流体エネルギー

なお,総括的に特別演習と特別研究を行い,問題発見能力と問題解決能力を養成します。前期・後期課程を通した教育プログラムにおいて,機械工学の基盤となる基礎知識と専門領域の学問を修得し,幅広くかつ高度な研究開発・実用化を促進し得る人材育成を行います。

博士後期課程の特色

機械系コース博士前期課程(修士)からの進学者や学内外の社会人から の入学者にも開かれた幅広い窓口を有し,高度な専門知識を持つ人材を 育成します。

電気電子系コース

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<広い視野に立ち,電気電子工学の基礎学問から先端的応用分野を学ぶ>

電気電子工学は20世紀後半から急速な発展を遂げ,電気機器,情報通信,電気・ガス,精密機械,運輸,輸送機器,化学プラント,医療機器,公共システムなど,あらゆる工学分野に深く浸透した最重要基盤技術として社会を支えています。現代社会は電気・電子工学の体系に基づいた技術によって支えられていると言っても過言ではありません。本コースでは,このような実社会において活躍できるための電気電子工学の応用力を身につけるとともに,他の分野や工学以外の異なるバックグラウンドの人材と協調して新しい技術を創造できる学際的な素養を持った人材の養成を目指しています。

本コースでは,基礎的学問である電磁気学,回路理論を出発点として,高度情報化社会の根幹を担う情報通信の分野から,文明社会を支えるエネルギー変換とその利用技術,および様々な半導体集積回路や材料,最新の電子工学の進展に裏付けられたコンピュータハードウエアやロボット制御に至る分野に関する,教育・研究を総合的に実践してゆきます。社会の要請なども考慮して,電気電子工学の職業分野における専門的応用能力を育成を展開して行くと共に,他分野にも向かっていける本当の学際性を涵養し,旧来の電気電子工学の枠にとらわれない視野の広い学生の育成を目標としています。また,これらを可能とするように,他コースや他研究科の学生と一緒に学習したり,プロジェクト実習をするなどスケールの大きい教育を実践しています。

本コースの研究組織は,波動応用・電子回路,半導体物性・電子デバイス,電子システム・電力変換・制御,電子情報・通信分野の研究領域から構成され,世界トップレベルの研究教育拠点形成を目指して活発に活動しています。

本コースの修了生は,現代産業に必要不可欠な基盤を担っており,あらゆる産業領域の企業や組織の第一線で活躍しています。また,産業界ばかりでなく公的研究機関などの広い分野でも活躍しています。より一層学究を極めるために,博士後期課程に進学する道も用意されており,多くの先輩が第一線の研究者や技術者として活躍しています。

メディカルシステムコース

<医用工学の発展的教育研究と他分野との幅広い連携>

歩行時の生体計測

歩行時の生体計測

本コースは,医用情報と医用電子の2グループからなり,医学ならびに生理学と情報技術の融合による生体工学,医用情報工学と診断治療支援技術の向上と生活の質を高める医用機器開発を目的とする医用電子工学を取り扱っています。2つのグループは相互に連携して,専門分野の深化と像情報の有効利用のための幅広い視点にたった教育の実践を図り,少子高齢化社会にむかい健康で豊かな生活を営むための医療機器の創出に貢献できる専門性と視野を持った研究者,技術者を育成します。

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小動物を用いた実験の様子

非線形画像融合 モノクロ画像:CT: 疑似カラー画像:SPECT

非線形画像融合
モノクロ画像:CT
疑似カラー画像:SPECT

医用情報

生体信号処理,画像処理,医用情報,認知科学についての教育・研究を担当します。主に情報工学,画像工学を基盤として,医用情報システムの理論的及び実践的な能力を養うことを目標としています。また,医療現場における情報機器及び画像診断装置の導入が進んでいることを鑑み,その電子化・情報化に対応する教育・研究を行います。さらに統計的手法に基づいて定量的に判定するデータベース処理技術,X線などの方法では明確な観察が不可能であったものを精密な画像処理によって可視化する技術など,情報・画像理論を用いた新しい技術の創生,開発を行っています。また,インターネットや通信衛星を利用した遠隔医療システムの研究・開発,VR(バーチャルリアリティ)を利用したバーチャル手術システムの開発などを追及します。

医用電子

医用電磁波,医用電子,システム制御,福祉工学(リハビリテーション工学を含む)の研究および教育を担当します。少子高齢化における医用機器・福祉機器開発のための基礎知識を主に電子工学・機械工学を基盤として,理論的及び実践的に教育・研究しています。さらに新しい診断・治療に役立つ機器の研究開発を行います。ナノテクノロジーによるドラッグデリバリシステム(DDS)開発,身体への負担を可能な限り少なくするマイクロマシンによる低侵襲手術システムの開発,日常生活の質の向上と健康で長寿を目指す予防医学,健康管理のためのウェアラブル機器の開発など,より一層正確かつ効果的で効率的な治療を行うための新技術の創生を行っています。そのほか医療用マイクロマシン技術の開発,ロボティクス技術を利用した介護システムなどを追求します。

進路状況(2014年度卒業生)

人工システム科学専攻の就職データです。

機械系コース

主な就職先

  • リストIHI
  • リストJFEスチール
  • リストJ-POWER(電源開発)
  • リストKDDI

  • リストトヨタ自動車
  • リスト日立オートモティブシステムズ
  • リスト本田技研工業

  • リストリコー

電気電子系コース

主な就職先

  • リストIHI
  • リストNTTデータ
  • リストソフトバンクグループ
  • リスト日本放送協会

  • リスト日立製作所
  • リスト富士電機
  • リスト双葉電子工業
  • リスト本田技研工業

メディカルシステムコース

主な就職先

  • リストFFRI
  • リストGEヘルスケア・ジャパン
  • リストオリンパス

  • リストオリンパスソフトウェア
  • リストキャノン
  • リスト日立アロカメディカル

  • リスト日立製作所
  • リスト日立メディコ
  • リスト東芝メディカルシステムズ
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